ページトップへ

花結い師 TAKAYAさんへインタビュー

今回は花結い師のTAKAYAさんにインタビューをさせて頂きました。

TAKAYAさんは、美余社長や秘書の木下さんが通っている花結い教室を開催されています。

秘書の木下さんが、花結いされているのを拝見し、とても素敵だなぁと思っていました。

Uber EatsのCMでは小松菜奈さん、KinKi Kidsの堂本剛さんや藤あやこさんなど、著名な方の作品で、花結いをされているTAKAYAさん。

花結いの作品制作では、メイクもされるので花結いという美の世界やメイクについてお聞きいたしました。

インタビュースタート!

  • 店長

    社長と秘書の木下さんがTAKAYAさんから花結いを学ばれていて、私もぜひ学んでみたいと思っております。
    まずは花結いについて、教えていただけますでしょうか。

  • TAKAYAさん

    私は自分の人生設計の中で、30歳までは好きなことをして40歳になったら何か形になるものにできたらいいなと思っていたのです。
    24歳でお店を始め、29歳くらいに仕事をしていたら、女性の髪に花が咲き誇る映像が頭に浮かんだんですね。
    それを具現化したのが花結いの始まりなんです。

    そして、友達の髪に花を結っていったら、自然と手から湧く感覚が生まれてきたのです。
    デザイン的なこともあまり考えずにできていく感じがしたので、これをなんか表現していきたいなって思いました。

    アーティスト活動として、花結いを始めたのが30歳くらいです。
    花を髪につける事は、江戸時代やもっと前からあったのですが、デザインに特化する人が今までいなかったんです。

    今は結構このマネをされる方も増えている感じですけど、当時、それだけをしてる人っていうのはいなかったんです。
    ヘアメイクさんや花屋さんなどがパーツを作って、それをヘアメイクさんに渡して、ヘアメイクさんが花をつけるっていう流れが、ウェディングや雑誌とか 広告とかは一般的なんです。
    すべてをするっていう人って、デザインに特化したっていう人がいなかったので、始めました。

  • 店長

    お仕事をされながら、女性の髪に花が咲き誇る映像が浮かんだということですが、 元々お花が好きだったのでしょうか。

  • TAKAYAさん

    そうですね、なんか花は好きで、お店にも生けたりはしてたんです。
    小さい時から花の色であったり、デザインなどに引かれてたんですね。
    小学生ぐらいの時はバラを育てたんですけど、思い出せば、ワインレッドのバラを育てて、ワインレッドの色を見たかったから、バラを育てたっていう感じでした。

  • 店長

    わぁーすごいですね!素晴らしい!

  • TAKAYAさん

    その頃から、花を部屋に飾ったりすると、部屋の空気感が変わるっていうのも、分かったんです。
    なんか花にはちょっとそういう力があるんですよね。
    小さい頃は花を扱う人になるとは思っていなかったですね。

  • 店長

    お花のお仕事というとフラワーコーディネートとか色々なお仕事がありますが、花結いを選んだ理由はなんでしょうか。

  • TAKAYAさん

    フラワーアレンジメントに興味は別に全然なくて、髪の毛から発信する、その30歳前に女性の髪に花が咲き誇るっていう映像を具現化して、手から湧く感覚を得たので、それに特化していこうと思って。
    花の生け込みとか、そういうことにはあんまり興味がないですよね。

  • 店長

    そうなんですね。インスタグラムを拝見いたしました。
    どれも素敵な作品ですが、すべてインスピレーションで浮かんでくるような感じなんでしょうか。

  • TAKAYAさん

    完成系っていうのはなかなかなくて、モデルさんを決めて花を決め、そこで作品にするんですけど、ま、花を置いた時から始まるデザインの方が多いです。
    お仕事の依頼では、こういったものを作ってくださいっていうのがあるので、ま、大体こんな感じになりますっていうのは、お話もします。
    また、自分の作品を作るのと、ウエディングのお仕事っていうのは、僕の中では分けてる感じですかね。

  • 店長

    あの、ウエディングもすごく素敵ですよね。私もやりたかった(笑)
    TAKAYAさんはアーティスト活動が主にされておられますが、作品を作る時のお花の選び方とかはあるのでしょうか。

  • TAKAYAさん

    そうですね、なんか多分その時気になってるものとかが多分あると思うんですよね。
    で、市場に行った時に、それに似合うものを選んだりとか、 なんかパッと自分の趣味的に合う花を選ぶというか、
    そうですね。なんか、その時その時の流行りではないですが、自分の中でそういうのが多分あるんですよね。

  • 店長

    常にお花に携わっているTAKAYAさんが好きなお花はなんですか。

  • TAKAYAさん

    そうですね。あまり花の名前とかはよくわかっていないんですが、1番好きな花はダリアですね。

  • 店長

    何か思い出があったりするんでしょうか。

  • TAKAYAさん

    いや、こうなんかダリアって結構、洋風であったりとか、今風な花に感じるんですけど、結構昔から日本にある花で。すごくとても華やかで結構好きなんです。

TAKAYAさんのレッスン

  • 店長

    社長や秘書の木下さんが受けていらっしゃるレッスンでお花を決める時というのは、題材を決めるというよりもこんな感じにしてみようかなという感じで決められるのでしょうか。

  • TAKAYAさん

    僕の教室は、自分のしている作品を、その一般の方にしてもらうっていうのはかなり難しいことなので、自分のしている技術ではないもので、一般の方に落とし込んでる教室をしてるんですね。
    その花の技術でできる幅っていうのがあるので、その幅に合うもので。 毎回ちょっと変わったものを作りたいなっていうのもあります。
    生徒さんが来た時も完成系は一切見せなくて、想像力を高めていきたいので、 これとこの花を作ります。
    大体丸くなれば、半球になればいいですから、作ってくださいっていう結構アバウトな感じで伝えます。

  • 店長

    それはドキドキですね(汗)

  • TAKAYAさん

    大変だと思います(笑)
    やっぱり想像するっていうか、自分たちが最終目標として、完成形を頭の中で想像するっていうことが僕は大事だと思ってるんです。
    初めから こう完成を見せます、はい、作りましょう。というのは想像力も何もないと思っているので。
    だから、僕はイメージでお伝えして、こんな感じに作ってください、と言って一切僕が作ったものは見せないですね。

    そのなんか、プロセスっていうか、皆さんがどうやって作ろうとか、 その頭の中で完成が徐々に見えてきたりすることを願って教室をしています。

  • 店長

    面白そうですが、ちょっとドキドキします。私(笑)
    花結い教室ではお花で虫を作られていましたね。

  • TAKAYAさん

    そうですね(笑)
    皆さん難しいとか、初めは大変だと思うんですけど、最終的には形になっています。
    結構スパルタとは言われてるけれども、でも、やっぱり通っている方はそれぞれ身になっていますよ。

    そして、その中で想像力を高めるって意味でちょっと花結いから別に虫を作ったりするんですね。
    どんな虫作ったらいいのかなっていう戸惑いから始まって、皆さんそれぞれの形になっていくんです。
    僕は何の指導もしなくて、虫を作りましょう。
    ていう感じで、結構皆さんいい虫を作っているので、それなりに通っている意味が出てきてるかなと思います。

  • 店長

    あ!だから皆さんの作る虫の形がそれぞれ違うんですね!

  • TAKAYAさん

    はい、みんな違いますね、もちろん使う花は一緒なんですが、 感性があれだけバラつくっていうのは、僕的にも見ていてもとても面白いですね。

作品について

  • 店長

    TAKAYAさんの作品の中で、ご自身が一番好きな作品というのはありますか。

  • TAKAYAさん

    結構聞かれるんですけど、あまりないっていうか、なんかこう。
    排出した作品にはあんまり興味がないみたいな感じで。
    もう作って終わったら、 そこで自分の中でもう完結してしまって。
    じゃあ、次は何作ろうかなとか先に進むので、あんまり、その作品にずっと好きというのがないかもしれないですね。

  • 店長

    私はTAKAYAさんの作品で「繋がり」が好きなんです。
    一緒に繋がっている花結いがありますよね。
    あの作品は実際に繋がっていらっしゃるんでしょうか。

  • TAKAYAさん

    そうですね。繋がっています。花を繋げて花結いをしています。
    あの作品は一人ずつ作って、二人並んでくっつけて写真をとっているんです。

  • 店長

    なるほど!どうやって作られているのかなと不思議だったんです。
    4名の方の「繋がり」も合ったので。

  • TAKAYAさん

    4名の時も一人ずつ作ってから4名並べて繋げているんです。
    10年以上前にそういう2人を繋げるっていう作品は、パフォーマンスで行ってるんですね。
    で、その時は天使と悪魔は本当は2人双子だったっていう話があって、 天使っぽい花と悪魔っぽい花を同時に作り上げて、繋げて、最後完成したら、2つに割って、 天使と悪魔が分かれるっていう作品を作りました。
    その時には同時に花結いをしていくっていうパフォーマンスを行っていますね。

  • 店長

    同時に花結いですか…難しいですよね。

  • TAKAYAさん

    いや、切り替えていくだけなので、全然それは難しくないんです。

  • 店長

    難しくないんですか…すごいなぁ。
    TAKAYAさんが作品を作られる時に、モデルの方にも実際にTAKAYAさんがメイクをされているとお聞きしたのですが。

  • TAKAYAさん

    そうですね、作品撮りの時は。
    やっぱり初めは誰にもメイクしてもらえない、写真も撮ってもらう人もいない、自分でしないと仕方がないっていうので、写真は覚えて、メイクもメイク本を見て、基本だけDVDとかで見て 覚えてやりました。
    基本はできる感じですかね。
    アートメイクみたいな感じって言われたら、ちょっと難しいかもだけど。
    ウエディングぐらいでしたら、できるかな。

  • 店長

    もう何でもできるんですね、すごい。

  • TAKAYAさん

    多分その時は誰もしてくれる人がいなかったから(笑)
    今は、仕事とかでは別の人がいるし、メイクとかもしてくれる人はいるので、できることはしてもらってます。

  • 店長

    もうなんか天才な感じですよね。

  • TAKAYAさん

    いやいや(笑)何もない状態から始めるってそういうことなので技術が自然とつきますよね。
    まぁ、ある意味強いですよね。
    何かが起こってもすぐ対応ができるので。

最後に、TAKAYAさんのメイクとコスメについてお伺いしました!

  • 店長

    なんでもできるのはすごいですね。
    あの、ご自身でメイクを勉強されたって先ほどおっしゃってましたが、 最初に使われたメイクは、どういうところでご用意されたとか覚えていらっしゃいますか。

  • TAKAYAさん

    初めからナチュラルメイクが好きで、RMKを使っていて、ずっとそれを使っていますね。
    リキッドファンデーションを使ってるんですけど、ベッタリつきすぎず、ナチュラルっぽく仕上がるっていうのが結構気にいっていますね。
    リキッドファンデーションの薄いのと濃いのを混ぜ合わせて使ったりとかしてますね。

  • 店長

    アイメイクなどは何を使われるんですか。

  • TAKAYAさん

    アイメイクとかはM.A.Cとか結構使います。
    ニューヨークにお芝居見に行くのが好きやから、ついでにM.A.C安いし、買ってます。
    向こうでリップとかもM.A.Cで揃える方が安いんです。
    向こうだと半額で買えるんです。

  • 店長

    ほぉー。半額なんですね!それはいいですね!
    TAKAYAさんがRMKを使われているとわかったら、みんな買いますね!

  • TAKAYAさん

    いやいや(笑)
    RMKのスムースフィットポアレスベースっていう下地が結構いいと思うんです。
    毛穴を隠してくれますし、それを使っていたら結構美容系の大先生とかも、肌の出し方うまいねって言われたんですよ。

  • 店長

    読者のみなさん!これはメモですね!

  • TAKAYAさん

    これは使いやすかったんですよ。肌を整えるのにちょうどよかったんです。

  • 店長

    メイクだけではなくコスメとかも結構勉強されたりしたのでしょうか。

  • TAKAYAさん

    初めの頃はほんまにそのマツキヨとか、そういうコスメがいろんなあるところとかに行って、こんな男がずっといてたりとかしてましたよ。
    化粧品屋さんや百貨店とかに行って、「どうやって使うんですか。」みたいなの聞いて。
    なんかそういうのでチェックしていく感じでした。

  • 店長

    TAKAYAさんはナチュラルがお好きなんですね。
    あ!だからモデルの皆さんのお肌が綺麗なんですね!
    TAKAYAさんがメイクされたみなさんはすごいお肌が綺麗ですよね。

  • TAKAYAさん

    そうですね。

  • 店長

    TAKAYAさんオススメの化粧品はRMKとM.A.Cですか?

  • TAKAYAさん

    モデルさんに使っているのはそうですね。

  • 店長

    TAKAYAさんご自身でお使いのスキンケアコスメはありますか?

  • TAKAYAさん

    今はアルビオンに落ち着いてきているかな。
    結構昔からスキンケアをしていて、色々使っていたんです。
    安いのからちょっと高いのとか使ったことあるけれど、 今はちょっと毛穴を引き締めるっていうのでアルビオンを使っています。

  • 店長

    分かります!TAKAYAさんのお肌ツルッとしてますもん。

  • TAKAYAさん

    なんかね、頑張ってます(笑)年取るの嫌やから(笑)

  • 店長

    私も嫌ですー(笑)
    アルビオンは何をお使いですか?

  • TAKAYAさん

    アルビオンはまず、最初に乳液で肌を整えてから化粧水を使って、あと毛穴を小さくするといえリスタートセラムというのを使っています。
    あと医薬部外品の化粧品もよくつかっています。

  • 店長

    わぁ!すごい!ちゃんとケアされていますね!

  • TAKAYAさん

    はい、結構色々つかいます。
    いいよと言われたら試します(^^)

  • 店長

    アルビオンの他に何かお使いのものはありますか?

  • TAKAYAさん

    カルテの乳液もつかいます。
    カルテの乳液はスキンケアの最後に使ったりしますよ。
    あと最近はビタミンCを導入しようと思って、 アルビオンのホワイトニングピュアチャージャーをつかっています。

  • 店長

    私、ホワイトニングピュアチャージャーは初めて知りました!

  • TAKAYAさん

    オバジも試したのですが、そんなに高くなくて毛穴引き締めるセットとして使っています。
    あと、メルヴィータのアルガンオイルを乾燥している時に使います。
    そして、ビタミンCに特化しているから、 武田製薬のビタミンCも飲んでいます。

  • 店長

    ビタミンCは通年で飲まれているのですか?

  • TAKAYAさん

    2、3年前からずっと飲んでいますね。
    今はその毛穴とか引き締めを中心的にケアしています(^^)

  • 店長

    私、今、ビタミンCとか飲んでいなくて
    ちゃんとケアしていかなければダメだなとTAKAYAさんのお話を聞いて思いました(笑)

    今日はお忙しい中、インタビューをお受けいただきまして、ありがとうございました。

  • TAKAYAさん

    ありがとうございました。

インタビューを終えて

Kinki Kidsの堂本剛さん、藤あやこさんなど著名人の方々のCDジャケット花結いも手がけていらっしゃる、花結い師TAKAYAさんとZoomで初めてお話させていただきました。
パソコン越しでもとってもお肌がキレイなTAKAYAさん。
ご自身でモデルさんへメイクもされていらっしゃるので化粧品にもとても詳しく、ご自身のお肌にも気をつけていらっしゃいました。

同年代のTAKAYAさんに見習い、きちんとお肌のケアをしなければ・・・と店長は反省(^◇^;)
TAKAYAさんのお使いの化粧品をインタビュー中、しっかりメモしました!

花結いの作品は同じ花材を使って作られるけれど、その出来上がりが、人それぞれ違うということにとても興味深く拝聴いたしました。
今度、東京で花結い教室(カジュアルコース)が開催されるそうですので、TAKAYAさんのSNSをチェックして、不器用な私も花結い教室に参加させていただき、想像力を養いたいと思います(^^)

関西地方にお住まいの方は京都で花結い教室を開催されておられますので、ぜひぜひ参加してみてくださいませ。

TAKAYAさんプロフィール

TAKAYAさん

2004年より京都を拠点に、人と花を結ぶ「花結い師」としてアーティスト活動を開始。
生花で独創的なヘッドドレスを制作し話題を呼ぶ。
イギリス最大手新聞であるデイリー・テレグラフ紙をはじめ、海外メディアからも注目を集めている。
数多くの芸能人、Uber Eats CM ボタニカル編/小松菜奈さん、堂本剛さん、藤あや子さん/CDジャケット花結いも手がける。